全国各地で開催される春の「エリアボートショー」の締めくくりとなる四国フローティングボートショー・海フェスティバルin新居浜が5月18日(土)・19日(日)の2日間の日程で開催された。
毎年不安定な天候にやきもきさせられる四国ボートショーで、今年も初日は強風、二日目は雨の予報の中での開催となった。

初日の9時からは、四国フローティングボートショー実行委員長、後援を頂いている四国運輸局・船舶産業課、日本マリン事業協会四国支部長の挨拶が行われ、2日間のボートショーが開幕した。

エリアボートショーとしては非常に面白い取り組みの一つが、四国屋台村との共同開催という形をとっている事で、昨年は「肉フェス選手権in新居浜」というタイトルで10店あまりの屋台が集まったイベントとなっていたが、今年は更にバージョンアップし「日本一のアゲアゲフェスティバル」と銘打ち、20店もの屋台が新居浜マリーナに集結。
唐揚げ、コロッケ、たこ焼き、ラーメンなどなど、全国各地から集結した人気屋台が広い駐車場スペース一杯に広がる風景は圧巻で、ボートショーとどちらが主役のイベントなのか分からないほどの規模。
昼時には、各屋台の前には長蛇の列が出来る程で、例年より以上に活気溢れる雰囲気の中でのボートショーとなった。

初日は、会場一杯に泳ぐ「鯉のぼり」が真横にたなびくほどの強風となったが、開場時間の10時を待たずして試乗申し込みに並ばれるお客様も居るなど、熱心なお客様が多数駆けつけてくれていた。

ヤマハでは、陸上展示にYFR-27EX、YFR-24、F.A.S.T.26、F.A.S.T.23、SR-X24、SR-Xの6艇のボートとスポーツボート242Limited SE、更にMJ-GP1800、MJ-FX Cruiser SVHOの2隻のマリンジェットという全9隻もの充実した展示を行い、四国ボートショーに掛ける意気込みが感じられた。

更に、FR-29を海上展示し、試乗艇にはDFR-33、SR320FB、YFR-24、FR-20LSの4隻を用意し、今年のボートビジネスに向けた強い意気込みが感じられる。
試乗では、免許を持った方には実際にハンドルを持って操船してもらう事も行っており、「単に乗せてもらう」よりも、より深い体験を提供しており、購入を希望されるお客様にとっては非常に意味のある試乗会となっている。

2日目の日曜日は早朝から晴天に恵まれ、新居浜マリーナに隣接する児童公園には新居浜市内から46店ものワークショップが集まり、人気ショップには開場前から長蛇の列ができるほどの大賑わい。
また、地元「よさこいチーム」がボートショー会場内に登場すると、カメラを持ったギャラリーが集まりボートショーに華を添えてくれていた。
ボートショー会場を挟む形で食のイベントと雑貨のイベントの同時開催となり、例年であれば余裕の駐車スペースも昼前には一杯になるほどの混雑で、大変な盛り上がりの中でのボートショーとなった。

エリアボートショーの新しい形として、四国の取り組みは大変面白い成功事例と言え、これからマリンレジャーを始めたいという方を取り込んでいくためには、このようなボートショーの形が全国に広がっていくことを期待したい。

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