全国各地で開催された「エリアボートショー」の締めくくりとなる「四国フローティングボートショー2017」が2017年5月20日(土)~21日(日)の2日間の日程で本年もマリンパーク新居浜を舞台に開催された。

初日の5月20日09時00分から開会式が執り行われ、実行委員長挨拶、後援をいただいた四国運輸局・船舶産業課長の挨拶並びに、実行委員会からの運営諸注意説明で2日間のボートショーが開幕した。

天候が不安定な時期の開催の為、毎年1日は雨や霧に祟られる事が多い四国フローティングボートショーであるが、今年は2日間共晴天の予報で、むしろ天気が良すぎる事でお客様が釣りに出かけ、来場者が減少する事を心配する声が上がる位の爽やかな日差しの中の開幕となった。

今年は「愛媛国体」が開催される年という事もあり、会場には愛媛国体応援キャラクターの「みきゃん」(愛媛名産の「ミカン」と犬の鳴き声「キャン」を組み合わせた)が登場し、マリンパーク新居浜を舞台に開催される「セーリング競技」の愛媛代表選手の紹介や、記念撮影などが行われていた。
また、全国的にも珍しい取り組みとして、ふるさと納税を行うと1年間マリーナ係留料が無料になるという告知も行われており、四国フローティングボートショー会場になったマリンパーク新居浜は、国体を中心に大変注目されるスポットとなりそうである。

ヤマハの陸上新艇展示コーナーにYFR、YFR-24、F.A.S.T.26、 F.A.S.T.23、SR-X EXの5隻の人気ボートと、242X E-Series、242Limited S E-Seriesの2隻のスポーツボート、GP1800、EX-Deluxeの2隻のマリンジェットの全9隻の展示と、過去最大規模の展示を行っていた。

また、「フローティングボートショー」の名前の通り、試乗が充実しているのも四国ボートショーの特徴の1つ。
ヤマハでは、DFR-36FB、SR320FB、DFR-29、SR-X24の4隻の試乗艇を用意し、瀬戸内ショートクルージングを堪能する事ができた。
ヘルムマスターを搭載し、ジョイスティック1本でボートを360度自由に操縦できるSR320FBの離着岸では、初めて見た方からは「これは便利」「すごい」などの声があがっていた。
2日間とも晴天に恵まれ、また波も無い絶好のコンディションの中、試乗艇桟橋は終日賑わいを見せていた。

もちろん、航海計器、部品、用品などの展示も充実。
各社の最新機器が一堂に集まるのはボートショーならでは。
用品のバーゲンなども行われているので、ボートオーナーだけでなく、これからボートを始めたい方、などの方にもお勧めのイベントである。

四国フローティングボートショー名物の「屋台」の出展もあり、今年は鳥カラ揚げ丼、肉焼きそば、クレープ屋さんの3店が出展。
どのお店も昼時には家族連れで大変な賑わいを見せていた。

エリアボートショーではすっかり恒例となった「輸入車コラボ展示」も健在で、今年は電気自動車メーカー最大のTESLAの新車2台とマセラッティ―の中古車の出品があり、TESLAのガルウィングドアのモデルは、音楽に合わせてドアが自動開閉するデモンストレーションを行うなど、来場者の注目を集めていた。

その他、新居浜海上保安署による「ライフジャケットの正しい着用方法講座」や日本海洋レジャー安全・振興協会によるロープワーク講座、釣りガール「りんかさん」のトークショー&サイン会、愛媛国体イメージキャラクター「みきゃん」との写真撮影会など、ご家族皆んなで楽しめるイベントも沢山用意されており、数多くの来場者で賑わっていた。

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