横浜インターナショナルボートショーの後を受け、エリアボートショーの皮切りとなる「関西ボートショー」が4月6日から8日の期間、関西最大級のマリーナ「新西宮ヨットハーバー」にて開催された。
関西ボートショーの最大の特徴は、海上係留展示&殆どの艇での試乗ができる事で、「見て、乗って。西日本最大級のボートショーをお楽しみください!」のキャッチフレーズが付くのも頷ける体験型のボートショーとなっていることである。

初日の4月6日09時40分から開会式が執り行われ、実行委員長の日本マリン事業協会・関西支部長をはじめ、後援をいただいた近畿運輸局・神戸監理部・船舶産業課長、会場となった新西宮ヨットハーバー社長の挨拶並びに、実行委員会からの運営諸注意説明で3日間のボートショーが開幕した。
例年、この4月上旬という時期は春先の安定しない季節であり、雨に祟られる日が半日~1日程度入ってしまうが、今年も初日は小雨の中での開幕となったが、横浜インターナショナルボートショーが例年以上に盛り上がったこともあり、出展各社共このボートショーに賭ける意気込みが感じられた。

芝生広場では「関西中古艇フェア」が併催され、各社の持ち寄った特選中古艇が並べられたが、昨今の中古艇ブームもあり高年式の中古艇が不足している状況を受け、例年よりも出品数は若干減少しているものの、熱心なお客様との商談の場面が数多く見受けられた。

ヤマハは、ランボルギーニやテスラの並ぶ陸上展示スペースに242 Limited S E-SeriesとAR195の2隻のスポーツボートを並べ、スポーツカーに引けを取らないスポーティーさをアピールしていた。

一方、海上展示ではSR310X、SR320FB、DFR-36EX、EXULT36SSを始め、関西初お目見えとなったEXULT43、DFR-33の大型艇6艇をラインナップ。
残念ながら初日・2日目と早朝から強風注意報が出され試乗は出来なかったものの、初日・2日目共に地元のテレビ局が取材を行うなど、ヤマハニューモデルの評判は上々の様子であった。

もちろん、ヤマハのソフトブースでは、会場受付特典も用意し、ボート免許の新規取得、更新講習の案内・申込、シースタイルの新規入会受付などで賑わっていた。

エリアボートショーではすっかり恒例となった「輸入車コラボ展示」も健在で、エリアボートショーには必ず出展している電気自動車最大手のテスラを始め、ランボルギーニ、アストンマーチン、マクラーレンなど、富裕層向けのスポーツタイプ輸入車がずらっと並ぶ姿は壮観である。

最新の航海計器、フィッシング用品や行政・関西周辺のマリーナブースが軒を並べるのもボートショーならではの風景。
ボートオーナーのみならず、これからマリンレジャーを始めようとお考えの方は是非とも一度足を運んでいただきたいイベントである。

海上保安部のブースでは、海上保安官の制服を着て記念撮影ができたり、土日にはセミナーテントでの釣り講習会や航海計器講座なども行われ、各回満席の盛況ぶり。
お子様向けの体験プログラムとして「ボートの不思議発見講座」なども開催され、大人から子供まで様々な体験・ができる仕掛けが行われていた。
生憎天候には恵まれなかったものの、関西エリアのマリンレジャーシーズンの幕開けを飾るイベントとして、活気に溢れた3日間であった。

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