全国各地で開催される「春のエリアボートショー」の流れを受け、東北ではヤマハ単独のSPRING FESTAが4月22日(土)・23日(日)の2日間に亘って開催された。

晴天の下、初日の4月22日09時30分の朝礼で2日間の2017 YAMAHA BOAT SPRING FESTAが開幕した。

SPRING FESTAの最大の特徴は「試乗希望者の多さ」で、10時から16時までの間、昼食の30分程度の休み以外は6艇の試乗艇はひっきりなしに出航し、試乗艇のドライバー・スタッフは大忙しであった。
朝礼が終わると開場前というのに早速試乗希望者が受付を埋める程で、お目当ての艇の試乗申込をされていた。

東北で初お目見えとなるSR320FBを始め、DFR-36 EX、SR-X 24、YFR-24 FSR、SR-X EX、F.A.S.T.23と釣りボート・マルチボートと種類も豊富に準備されていた。

温かい日差しの中、約20分間の松島湾クルージングは、松島湾に浮かぶ様々な小島や行きかう観光船を眺めながらの爽快感一杯であった。

中でも東北で初めてとなるSR320FBの試乗では、ジョイスティック1本でボートが真横に進む「ヘルムマスター」の機能に試乗者の皆さん驚愕の様子で、「このボート欲しいな~」の声が聞こえていた。

係留桟橋から次々に試乗艇が発進していく姿は勇壮そのもので、各艇のドライバー・スタッフはくたくたになりながらも、熱心なお客様のために試乗艇運行を続けていた。

会場となった「塩釜市漁業協同組合 釜の淵」は、漁協直営の係留保管施設で、係留方法こそ竹杭で間仕切った簡易な形であるが、桟橋には水道も通っており水洗いができる他、給油施設はレギュラー・ハイオクガソリン、軽油、重油まである充実ぶりで、近隣のマリーナに保管しているプレジャーボートや、大型の漁船も給油に来る程である。

さらに周辺海域は魚が豊富な事でもしられており、この日釣行から帰ってきたお客様に聞くと、ソイ・タラ・メバルなど30Kg以上もの釣果があり、ボートフィッシング愛好者には堪らない場所である。

PRING FESTAに絶対に欠かせないのが、航海計器、部品・用品、操舵装置などの展示で、最新のGPS魚探、ソナー、レーダーなどを並べ、熱心なお客様への対応で大わらわであった。

また、ワイズギアではフル艤装したYFR-24を使った「i-Pilot」の実演も行われ、スポット機能(指示した場所での定点保持)やトレース機能(ポイントを登録し、自動でそのポイントに戻る機能)などの便利さに試乗された方々は驚いていた。

今回からボート免許の国家試験機関である「日本海洋レジャー安全・振興協会」にも出展しており、ボート免許の説明、試験艇の体験試乗なども行われ、免許を持っていない方でもハンドルを持つ体験ができる場が設けられていた。
ご来場者にはカラクジなしの抽選会などもあり、最高の天気の中、お目当てのボートの試乗や、航海計器の最新情報の入手など、これからボートを始めようとしている方から、ボートオーナーの方まで幅広い層のお客様が春の松島湾を満喫いただけるイベントであった。

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