開会式に先立って11時から開催された業界最大手のヤマハ発動機プレスブリーフィングには、数多くのプレスが集まり、業界をリードするヤマハ発動機の今年の動きに熱心に聞き入っていた。 |
このボートショーに合わせ5艇ものニューモデルを発表し、国内初となる船外機艇でありながらジョイスティック1本で360度自由にボートを動かす事ができる「ヘルムマスター」搭載のSR320FBやスポーツボートのフラッグシップモデルとなる242X、小型フィッシングボートのベストセラーモデルのSR-Xを24フィートにスケールアップしたSR-X24など、今年の国内のマリンシーンをリードするであろうボート達が発表された。
11時45分からは開会式が執り行われ、主催者の一般財団法人日本マリン事業協会会長の挨拶・テープカットで本年のボートショーがスタートした。 |
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国内初となるヘルムマスター搭載のSR320FB、イグザルト36が並ぶ「クルージングゾーン」には常に人だかりができ、大型ボートの人気がうかがわれる。
マリンジェット・スポーツボートの展示は、ボート等が展示されたブースの通路を挟んだ「PWCワールド」に集められた。今年はヤマハマリンジェット発売30周年の記念の年でもあり、MJ-FZR SVHOの30周年記念モデルや、ジェット推進機構の救難ボートや、マリンジェットの操作性を飛躍的に向上した「RiDE」の体験コーナーなどが設置されている。
ボートショーの魅力の一つは、RiDEシミュレーターやヘルムマスターのシミュレーターなど、新しい技術・機能などの体験ができることにもある。
実際のボート・マリンジェットでの体験となるとボート免許などの問題もあるが、これらのシミュレーターであれば、誰でも新技術・機能を体感することができるので、ボートショー会場に来られた場合には、是非とも体験していただきたい。
部品・用品コーナーでは「ラクラク」「わくわく」をテーマとした「ラクわく」コーナーとして「セーフティ」「フィッシング」「クルージング」「メンテナンス」の4テーマで便利グッズなどを展示。
クルージングやフィッシングを楽に、しかも楽しく遊ぶための様々な便利グッズが多数展示されており、熱心なお客様でごったがえしていた。
パシフィコ横浜の会場内で併催されている「中古艇フェア」には選りすぐりの中古ボート・水上バイクが多数展示され熱心なお客様でごった返していた。 |
ヤマハでは今年の新しい試みとして東北の主要販売店の合同ブースを出展し、東北の魅力を訴求したり、ヤマハマリーナ沼津・浜名湖・琵琶湖の「ヤマハマリーナネットワーク」のブースを出すなど、ヤマハの総合力・エリア毎のマリンの楽しさなどを積極的に訴求する取り込みに力を入れていた。 |
ボートショーでは、航海計器や航海用品・グッズの専門メーカー・専門店が軒を並べており、航海計器などは説明員の方に納得いくまで聞くことができる絶好の機会でもある。
また、マリン用品・グッズなどはボートショー特別価格として最大70%OFFなどの商品も用意されているので、お買いものだけでも「来場の価値あり」のイベントである。
恒例となった「高級輸入車」はロールスロイス・マクラーレン・ロータスなど世界に名だたるメーカーの高級車が勢揃い。 |
第2会場となっている、東洋で最大級の保管隻数を誇る「横浜ベイサイドマリーナ」では、2016年も大型ボートやセーリングクルーザー(ヨット)を中心に49隻を係留展示している。海上に係留された展示艇には、一部を除いて実際に乗り込むことができ、憧れのマリンライフに触れることができる。また、毎年大好評の「ボートの公開講座」「セーリング」など、ボートやヨットの魅力を会場で体験できる人気ブログラムも開催される予定で、今年マリンデビューを検討している方には是非参加していただきたいイベントである。
ボートショー初日は、晴天にも恵まれ日中は汗ばむほどの陽気の中、平日にも関わらずマリンシーズンの幕開けを心待ちにしたマリンファンが詰めかけた。
ヤマハブースでは昨年に引き続いて、ヤマハフラッグシップモデル「EXULT 45 CONVERTIBLE」をはじめ「EXULT 38 CONVERTIBLE」、「EXULT 36 Sport Saloon」の「EXULT」シリーズ3艇がフローティング展示されたのに加え、併設のマリンセンター横浜では、「DFR-36」「YFR-24」「SC-30eX」などの人気モデルもお目見えし、2016年も圧倒的な展示内容でひときわ注目を集めていた。
マリンセンター横浜では、「190FSH SPORT」や「MJ FX CRUISER SVHO」、人気のアパレルを室内展示している他、屋外では「YAMAHA 32 CONVERTIBLE」「YAMAHA RENO-32」の中古艇を展示。大型の中古艇をお探しの方は是非チェックしてみるといいだろう。
陸上テントブースでは、海上衛星電話の体験コーナーやGPS、フィッシングギア、アパレルなどのショップが軒を連ね、熱心な来場者に丁寧に対応しているスタッフの姿が見られた。
特設コーナーには、ご存じイギリスのアストンマーチン社の他、アメリカステラモーターズの電気自動車、エアストリームジャパン社のキャンピングトレーラーなどが展示され、興味津々の来場者がスタッフと熱心に会話をする姿が見られた。
2会場を効率よく周るために便利なのが無料で往復運航しているシャトルバス。(片道の所要時間は約30分) |
パシフィコ横浜-横浜ベイサイドマリーナの2会場を結ぶシャトルボートは今年も毎日運航(有料)。この機会に、片道60分の ショートクルージングを楽しんでみては? |
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